2019/01/13 12:33



新作を構想中の記事で書いた、コーンパールがついに完成しました。

【前記事】次回作は新種のパールアクセサリー?

これが期待した以上に出来がいいんです。色、質感、ツヤ、どれも本物のパールみたいに仕上がりました。見た目の奇抜さはなく、上品でさりげなく着けられるけど、誰とも被らない個性的なジュエリー。しかも可愛い!

 

これは売れると思ったんですけど、予想に反して低調です(泣)開発は成功したのに、企画的には失敗中です。何が悪かったのかなと分析したことを、反省のために書き留めます。

まず、作り手が陥りやすい罠のひとつ「一歩先を行くと、お客様はついて来れない」これにハマってしまったのだと思います。これは罠だと分かってるのに、気がつくとハマってしまっている恐ろしい罠です。僕はこれまで幾度となく経験しているのに、またやってしまいました。

作り手はその作品についてずっと考えています。誰よりも先まで考えを巡らせます。これは面白いと思って世に放つと、大抵は誰にも理解されずポツンと荒野に立っています。一歩先を行くとそこには誰も居ません。半歩だけ先に出て、みんなから見える位置で待たなければならないのです。みんなの許容範囲の中で目新しいものを作る。この加減が難しいのです。

コットンパールみたいに市民権を得ていないコーンパールは、なんだかちょっとわからない商品にみえるんですよね。

そして二つ目の理由は、michicusaのブランドとしての信頼性の足りなさ。信頼性のあるブランドが新製品を発売したら、そのブランドのファンは喜ぶと思うんです。変なものは作らないだろう。自信を持って身につけていい、新しい価値あるものを作ってくれたのだろうという信頼があるからですね。それがまだmichicusaにはない。この信頼さえあれば、一歩先行く商品でも試してもらえるのだろうと思います。

まだまだこれからですねぇ。noteで情報発信して信頼を積み上げ、コーンパールのような作品がどんどん出ていくような、そんなブランド価値を作っていきたいと思います。頑張ります。

というわけで、コーンパールは失敗作ではなく、むしろ自信作です。上品で美しく、あなたのユーモアあるセンスをさりげなく表現してくれる、そんなアイテムです。(褒めすぎか!w)ぜひ一度お試しください。